はじめに
前回はUILabelの解説を行いましたが、今回はUIButtonの解説します。よく使う基本的なパーツなのでしっかり使い方をマスターしましょう〜
UIButtonとは?
UIButtonとはiPhoneユーザーがタップすることである処理の開始したり、停止したり、次の画面に移動するなどの処理を行うことが多いです。UIButtonはボタンの形や表示する文字列、ボタンの色などを変更することができます。
どのiPhoneアプリでも必ず使われないて、良く使う重要なパーツですね〜
UIButtonの主なプロパティ
プロジェクトを作成しButtonを配置していろいろプロパティを変更してみましょう。
プロジェクトの作成などのXcodeの基本的な操作は以下の記事を参考にしてください。
UIButtonの文字の表示は「Title」の部分で変更します。
UIButtonの文字色は「Text Color」で変更できます。
UIButtonの背景色は「Background」で設定できます。
「State Config」でButtonの状態によって表示などを変更することができます。
「State Config」の意味は以下のとおりになります。
- Default … 通常のButton状態
- Highlighted … Buttonが押された状態
- Selected … Buttonが選択された状態(selectedプロパティがtrueの状態)
- Disabled … Buttonが無効になっている状態(enabledプロパティがfalseの状態)
例えば「State Config」を「Highlighted」に変更して文字と文字色を変更して…
プログラムを実行すると以下のようになります。
UIButtonのプロパティをプログラムから変更する
UIButtonのOutletを追加してプログラムからUIButtonのプロパティを変更しましょう!UIButtonを「shift」キーを押しながらエディターエリアにドラッグします。
Outletの名前はMyUIButtonに設定しています。
関数viewDidLoadでUIButtonのプロパティを変更しましょう!Outlet変数MyUIButtonを利用して以下のように変更します。
override func viewDidLoad() { super.viewDidLoad() //背景色を設定する MyUIButton.backgroundColor = UIColor.cyanColor() //ボタンの文字を設定する(通常時) MyUIButton.setTitle("ボタン", forState: UIControlState.Normal) //ボタンの文字を設定する(ボタン押下時) MyUIButton.setTitle("ボタンが押されました", forState: UIControlState.Highlighted) //ボタンの文字色を設定する(通常時) MyUIButton.setTitleColor(UIColor.blackColor(), forState: UIControlState.Normal) //ボタンの文字色を設定する(ボタン押下時) MyUIButton.setTitleColor(UIColor.redColor(), forState: UIControlState.Highlighted) }
プログラムを実行すると以下のようになります。
UIButtonのActionを設定する
UIButtonはタップした時のActionを設定することができます。UIButtonを選択して「shift」キーを押しながらエディターエリアにドラッグしてAcntionを設定します。
Actionの設定は以下のように設定します。
作成されたActionの関数に以下の処理を記述しましょう!
//UIButton押下時の処理 @IBAction func ClickMyButton(sender: AnyObject) { print("ボタンが押されました!") }
プログラムを実行すると以下の画像のようになります。ボタンをクリックするとデバッグエリアに「ボタンが押されました!」と文字列が出力されます。お疲れ様でした!
まとめ
- UIButtonを利用してボタンを作成できる
- プロパティで表示される文字、文字色、背景色などを設定できる
- State Configでボタンが押された状態の文字、文字色などを設定できる
- UIButtonをタップした時のActionが設定できる
今後もiPhoneアプリ開発についてどんどん解説を追加していきます!