はじめに

前回はUILabelの解説を行いましたが、今回はUIButtonの解説します。よく使う基本的なパーツなのでしっかり使い方をマスターしましょう〜

UIButtonとは?

UIButtonとはiPhoneユーザーがタップすることである処理の開始したり、停止したり、次の画面に移動するなどの処理を行うことが多いです。UIButtonはボタンの形や表示する文字列、ボタンの色などを変更することができます。

どのiPhoneアプリでも必ず使われないて、良く使う重要なパーツですね〜

 

UIButtonの主なプロパティ

プロジェクトを作成しButtonを配置していろいろプロパティを変更してみましょう。

スクリーンショット_2015-12-23_5_26_34

プロジェクトの作成などのXcodeの基本的な操作は以下の記事を参考にしてください。

Xcodeの基本的な開発の流れ – Xcodeの使い方1

 

UIButtonの文字の表示は「Title」の部分で変更します。

スクリーンショット_2015-12-23_5_34_20

 

UIButtonの文字色は「Text Color」で変更できます。

スクリーンショット_2015-12-23_5_37_19

 

UIButtonの背景色は「Background」で設定できます。

スクリーンショット_2015-12-23_5_41_38

 

「State Config」でButtonの状態によって表示などを変更することができます。

スクリーンショット 2015-12-23 5.52.48

「State Config」の意味は以下のとおりになります。

  • Default … 通常のButton状態
  • Highlighted … Buttonが押された状態
  • Selected … Buttonが選択された状態(selectedプロパティがtrueの状態)
  • Disabled … Buttonが無効になっている状態(enabledプロパティがfalseの状態)

例えば「State Config」を「Highlighted」に変更して文字と文字色を変更して…

スクリーンショット_2015-12-23_6_00_50

 

プログラムを実行すると以下のようになります。

スクリーンショット_2015-12-23_6_06_14

スクリーンショット_2015-12-23_6_03_47

 

UIButtonのプロパティをプログラムから変更する

UIButtonのOutletを追加してプログラムからUIButtonのプロパティを変更しましょう!UIButtonを「shift」キーを押しながらエディターエリアにドラッグします。

スクリーンショット_2015-12-24_5_17_15

 

Outletの名前はMyUIButtonに設定しています。

スクリーンショット 2015-12-24 5.17.35

 

関数viewDidLoadでUIButtonのプロパティを変更しましょう!Outlet変数MyUIButtonを利用して以下のように変更します。

    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
        
        //背景色を設定する
        MyUIButton.backgroundColor = UIColor.cyanColor()
        
        //ボタンの文字を設定する(通常時)
        MyUIButton.setTitle("ボタン", forState: UIControlState.Normal)
        
        //ボタンの文字を設定する(ボタン押下時)
        MyUIButton.setTitle("ボタンが押されました", forState: UIControlState.Highlighted)
        
        //ボタンの文字色を設定する(通常時)
        MyUIButton.setTitleColor(UIColor.blackColor(), forState: UIControlState.Normal)

        //ボタンの文字色を設定する(ボタン押下時)
        MyUIButton.setTitleColor(UIColor.redColor(), forState: UIControlState.Highlighted)
    }

 

プログラムを実行すると以下のようになります。

スクリーンショット_2015-12-24_18_35_44

スクリーンショット_2015-12-24_18_35_51

 

UIButtonのActionを設定する

UIButtonはタップした時のActionを設定することができます。UIButtonを選択して「shift」キーを押しながらエディターエリアにドラッグしてAcntionを設定します。

スクリーンショット_2015-12-24_18_39_30

 

Actionの設定は以下のように設定します。

スクリーンショット 2015-12-24 18.40.18

 

作成されたActionの関数に以下の処理を記述しましょう!

//UIButton押下時の処理
@IBAction func ClickMyButton(sender: AnyObject) {
    print("ボタンが押されました!")
}

 

プログラムを実行すると以下の画像のようになります。ボタンをクリックするとデバッグエリアに「ボタンが押されました!」と文字列が出力されます。お疲れ様でした!

スクリーンショット 2015-12-24 18.42.05

 

まとめ

  • UIButtonを利用してボタンを作成できる
  • プロパティで表示される文字、文字色、背景色などを設定できる
  • State Configでボタンが押された状態の文字、文字色などを設定できる
  • UIButtonをタップした時のActionが設定できる

今後もiPhoneアプリ開発についてどんどん解説を追加していきます!