はじめに
やっぱり沖縄にUSJはダメでしたね^^;
私も以下の記事で予想していましたがあたってしまいましたね。
沖縄の新たな観光地として期待していたUSJが計画白紙撤回!?
あらためてUSJが沖縄に進出できなかった理由を考察してみます。
USJが沖縄に進出できなかった理由
観光客数が少なく採算が取れない
以下の記事でも指摘しているとおり、沖縄の年間700万人の観光客数では採算がとれないですね〜
大阪のUSJは年間1000万人以上の来場客がいるので、沖縄にUSJをつくるとすると少なくとも年間数百万人の来場客を見込んでいるはずです。
それを考えると、観光客数を年間1000万人以上だと採算が取れそうですが、2番めの理由から難しそうです。
交通インフラが整備されていない
観光客、移住者で人口が年々増えている沖縄ですが、未だに交通インフラの整備はかなり遅れています。
もし、沖縄本島北部にUSJをオープンする場合は、車だけでは今でも渋滞がかなり酷いので少なくても那覇空港から名護市まで鉄道を敷くのが交通インフラを整備するためには必須です。
鉄道を整備しないでUSJをつくってしまうと、ただでさえ渋滞がかなり酷い沖縄でさらに、USJ目当ての観光客が数百万人単位で増えると交通が麻痺して大変な事になります^^;;
沖縄でも鉄道を作る計画はありますが…
アメリカ基地問題や鉄道の採算性の問題で、沖縄の鉄道の実現はまだまだ先になりそうです。
アメリカ基地問題
アメリカ基地問題は確実にUSJ沖縄進出断念の遠因になっています。
もしアメリカ基地問題が無ければ、USJ沖縄進出やさらには鉄道などの交通インフラの問題は今よりずっと容易に解決できるはずです。
沖縄には普天間基地、嘉手納基地といった大きな基地が沖縄本島の中央部の平地にあり、その基地のおかげで交通インフラの整備が遅れています。
それでは沖縄にはどのようなテーマパークをつくれば良いのか?
沖縄の特色にあったテーマパークを
まずは沖縄の特色にあったテーマパークで観光客を呼び込まなければいけないと思います。
ただ単に大阪と同じUSJをつくるのであれば、観光客の立場から考えると沖縄に行くより、関東・関西に行ったほうが楽しくて刺激的なテーマパークが沖縄よりはるかに多いのです。
沖縄は沖縄県外に生活したことがある人が少ないので、ただ単にいろいろテーマパークができて沖縄が便利になればいいと考えている人が多く、観光客をもっと増やすには観光客の立場になって考える必要があります。
観光客は何を求めて沖縄に来るのか?
沖縄の観光客を増やすには、「観光客は何を求めて沖縄に来るのか?」をもっと深く考える必要があると思います。
以下の記事は今後の沖縄の今後の発展のために参考になる記事だと思います。
残念ながら、沖縄には今もなお、「沖縄らしさ」を語りながら、具体的な政策においては本土の知恵に頼る傾向がある。その背景には、沖縄の魅力と問題点に精通する人材の積極的な登用が少ないことがある。
沖縄の人たちだけの内輪の発想では、沖縄を客観的にとらえ、新しい発想を生みだすことは難しい。本土や外国で経験を積んだ沖縄出身者や沖縄系海外移民など、沖縄を外から観察し、特徴を明確につかんでいる人々の体験や知見をこそ、沖縄は大いに活用すべきである。
上記の指示の指摘通り沖縄の人は沖縄から県外で生活したことのある人が少なく、沖縄の本当の魅力や沖縄の問題点について本当に把握している人が少ないので、本土や海外で経験を積んだ人の発想が必要になってきます。
沖縄独自の魅力を知らない人が開発を進めたためなのか、那覇などは発展は著しいですが沖縄独自の魅力が急激に薄れていると感じています。
私の目から見ると那覇は他県の都会の光景とあまり変わらず魅力を感じなくなっていますね。
まとめ
沖縄の本当の魅力について再確認し、沖縄独自の観光を盛り上げていきたいですね。
私も沖縄県外で数年間生活していましたが、沖縄は独自の美しい自然、文化、芸能が他県よりも豊富であるけれど、いまいち観光客数増、それに伴った沖縄の生活水準の向上に繋がっていない気がしてもったいない気がします。
あわせてアメリカ基地問題も沖縄の発展に大きく影響しているので粘り強く解決していきたいですね。
大阪のUSJみたいな大都市にありテーマパークではなく、沖縄独自の魅力に溢れたテーマパークの誕生に今後は期待します。