前回は変数、定数を説明しましたが今回はそれらをどう演算子を活用して利用するか説明しますね〜

 

演算子とは

演算子とは変数などを計算するための記号のことをいいます。基本的な演算子には算術演算子、論理演算子、代入演算子、比較演算子などがあります。ここではよく使う演算子について説明します。

 

算術演算子

足し算、引き算、かけ算、割り算などの加減乗除を行う演算子です。算術演算子には以下の演算子があります。

演算子説明
+a + b変数 a と b の足し算
-a - b変数 a と b の引き算
*a * b変数 a と b のかけ算
/a / b変数 a と b の割り算
%a % b変数 a を 変数 b で割った余り

 

以下に算術演算子の記述例を記載します。

//足し算
var add1:Int = 1 + 1        //2
var add2:Int = 1
var add3:Int = 4
var add4:Int = add1 + add2  //5

//引き算
var sub1:Int = 4 - 2        //2
var sub2:Int = 10
var sub3:Int = 5
var sub4:Int = sub2 - sub3  //5

//かけ算
var mul1:Int = 2 * 9        //18

//割り算
var div1:Int = 10 / 2       //5
//整数型なので 2.5 ではなく小数点は切り捨てられて 2 になる
var div2:Int = 10 / 4
//浮動小数点型なので 2.5 になる
var div3:Double = 10 / 4

//余り
var div4:Int = 10 % 3       //1

 

インクリメントとデクリメント

変数の値を1増やすことを「インクリメント」1減らすことを「デクリメント」といいます。インクリメントとデクリメントは以下の演算子を使用します。

演算子説明
++++a変数 aの値を1増やす
----a変数 a の値を1減らす

 

以下にインクリメントとデクリメントの記述例を記載します。

var a:Int = 0
++a     //1
++a     //2
++a     //3
++a     //4
++a     //5
--a     //4
--a     //3
--a     //2
--a     //1
--a     //0

 

比較演算子と論理演算子

比較演算子と論理演算子は以下の演算子があります。

演算子説明
&&a && ba と b が両方 trueのときに結果が true になる
||a || ba と b がどちらか一方がtrue になると結果が true になる
!!aa が trueの場合は結果が false、a が false の場合は結果が trueになる
> a > ba が b より大きい
<a < ba が b より小さい
>=a >= ba は b 以上
<=a <= ba は b 以下
==a == ba と b は等しい
!=a != ba と b は等しくない

比較演算子と論理演算子はif分などの制御構文と一緒に説明した方がわかりやすいので詳しくは後ほど解説しますね〜

 

代入演算子

「 = 」のことで変数の値を初期化、変更します。数学の「 = 」(イコール)とは意味が違うので注意です。代入演算子は右辺で計算した結果を左辺に格納するという意味です。

var a:Int = 0
a = a + 1      //変数aに1を足した値を変数aに格納します。変数aの値は 1 になります。

まとめ

  • 変数などを計算するには演算子を使用する
  • 算術演算子、論理演算子、代入演算子、比較演算子などがある

 

次はif、switchなどの条件分岐について説明しますね〜

 

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